皆さま、こんにちは。コバヤシです。
3日前、野草園の草刈り作業に入った際、ボランティアさんがこんなトンボを見つけてくれました。
ハグロトンボ!ハグロトンボじゃないか!!
水元かわせみの里の記録では、2008年、2015年、2019年、2020年、そして一番最近では2021年に発見されたのが最後でしたので、じつに4年ぶりの再会となりました。うおー、美しい。
以前の記事でもご紹介していますが、東京都レッドリストでは
絶滅危惧Ⅱ類に指定されているとても珍しいトンボで、上述の通り水元公園ではほとんど姿も見かけませんので、もしかしたら大場川など近くの河川で羽化した個体が立ち寄ってくれたものかも知れません。
また、その翌日にはこんなトンボも。
ベニイトトンボ!ベニイトトンボじゃないか!!(2回目)
しかもオスメス一緒だぁ。(上の赤い個体がオスで、下の黄色っぽい個体がメスです。)
ハグロトンボと同じく東京都レッドリストで
絶滅危惧Ⅱ類に指定されていますが、こちらは水元公園内で繁殖しているようで、数はそう多くはないものの、
昨年度以前も確認はされています。
ハグロトンボのような金属光沢こそありませんが、この紅色もまた綺麗ですねぇ。
このペアも、ひょっとしたら近くで産卵してくれるつもりなのでしょうか。楽しみです。
そして本日午前中は、水辺のふれあいルーム前をこんなトンボが乱舞。
チョウトンボだぁ~!!
こちらは東京都レッドリストで準絶滅危惧に指定されているトンボですが、水元公園ではこの時期たくさん見られます。
特に昨年は、それまでと比べてかなり多くの個体が羽化したようで、水元公園の水辺ゾーンやキャンプ広場周辺などを大乱舞していました。
今年も既に、水元かわせみの里周辺でも乱舞状態。
何がチョウトンボをここまで盛り上げた(?)のか、詳細は定かではありませんが、いずれにせよ今が見頃のシーズンのようです。
名前の通り、チョウのようにヒラヒラと飛ぶので、探す際は飛び方に注目してみてくださいね。
河川開発の影響で生息環境が減少したトンボたちですが、今後もこうして出会える水元公園のような環境が、これからも大事にされていってくれたらと思う今日この頃でした。