皆様こんにちは。
水元かわせみの里の野間です。
先日、夜の水元公園を散策していたところ、バードサンクチュアリの林の中に、大きな白い塊を発見しました。
闇夜にぼうっと浮かび上がるそのシルエットは、まるでしゃれこうべのよう……
一瞬「ヒィッ!」と思いつつも、近づいてその正体を確かめてみました。すると……

おお!これはもしかして、オニフスベでは!?バレーボールくらいの大きさがあるこの白い塊、実はキノコの仲間です。触ってみるとやや弾力のある、しっとりとした感触でした。外見と言い手ざわりと言い、とても面白いキノコです。気に入った!
ただまぁ、これだけ目立って面白い見た目の生きものだからでしょうか。残念ながらこれがなかなかイジられやすく……私が見つけた時にはすでに、目のようなくぼみをつけられた上に葉っぱを差されて、ウサギ風に改造されるなどのいたずらがされていました。
そしてその翌日は、どうも誰かに蹴飛ばされたようで、うち一つが真っ二つに壊されていました。少し珍しいキノコだけに残念です。今は、他の二つも壊されて、形も残っていないかも知れません。
キノコは自然界で、枯れた樹々や落ち葉、死骸などの分解という、とても重要な役割を担っています。
そして、キノコの子実体(🍄←これのこと)は、地下で成熟したキノコが胞子を飛ばし、子孫を残すために作られる大切な器官です。野山に生えたキノコは気軽に壊されがちですが、とても大切な生きものですので、優しく観察するにとどめてもらえたらなと思います。