皆さま、こんにちは。コバヤシです。
9月1日(日)に、自然学習講座「水元公園の秋の草花を観察しよう」を実施しました。
講師は、「365日野草生活のん」という肩書で活動されていて、多摩川野草会代表でもある川井希美先生にお越しいただき、秋の近づいてきた草花を観察したり、草花を用いた色塗り体験を通して、水元公園の野草について楽しく学びました。
最初に水辺のふれあいルームで、今回の講座の流れについて、川井先生から絵本の読み聞かせを通してお話しいただきました。
内容は、白いカラスが染物屋のフクロウさんにお願いし、体に素敵な色を塗ってもらうお話。最終的には全部の色をのせて真っ黒になるというオチでした。
今回はカワセミの塗り絵を用意しましたので、野草の色に注目して観察しながら、その野草でカラスならぬカワセミの色塗りをしてみましょう、とお伝えしました。
その後、小雨の中ではありましたが、野外観察へ出かけました。
ツユクサの青い花や、ヤブガラシの紫色の新葉、アカメガシワの赤い新葉など、樹木の葉も交えながら、様々な色の野草を観察し、川井先生からその植物の見どころなどについて解説案内をいただきました。
同時に、色塗りに使うための草花も、各々が好きなものをちょっとずつ摘んでもらい、わくわくしながら水辺のふれあいルームに戻りました。
その後は、いよいよ野草を使った色塗り体験です。
と言ってもやり方は簡単で、草や花を画用紙に擦りつけて色を出すだけ。
くしゃくしゃになるまでぐりぐりやると、びっくりするくらい色が出ます。
色塗りタイム中は大人も子どもも夢中になって、いろんな色の出し方、塗り方を試していました。
最後に、皆の完成した作品を集めて並べてみました!
摘んできた草花の種類は皆ほぼ同じだったのですが、いろんな色合いの作品ができあがっていました。それぞれに個性が出ていて素敵ですね!
(↓一部拡大してご紹介↓)
その後の感想では、
「童心にかえって楽しめた」
「葉っぱの種類によって色の出方が違った」
「見た目の色とは違う色合いが出てびっくりした」
などなど、いろんな感想がありました。
色塗りという体験型の遊びの中で、同じ葉っぱや花でも、種類によって含まれる成分の違いなどで、見た目以上に様々な個性があることに気付いてくださったようです。
今回は夏の終わり頃という時期での観察でしたが、秋、冬、春と、時期が違えば、きっとまた違った色合いの観察が楽しめます。
水元公園は、園路からちょっと出るだけで草地がたくさん広がっているので、ぜひまた別の時期にも観察を楽しんでみてくださいとお伝えし、今回の講座は終了しました。
講師を担当してくださいました川井希美先生、
お手伝いくださったボランティアの皆さま、
講座に参加してくださった皆さま、
どうもありがとうございました。