水辺のふれあいルーム前の水辺に流れ出たものについて

皆さま、こんにちは。コバヤシです。

最近、水辺のふれあいルーム前の水に、何やらキラキラと白く光るものが見えます。

何だろう？と思って確かめてみたら、ボラの稚魚でした。

…え、なぜここに？

と言うのも、以前のカワウの記事などでもご紹介したように、水元小合溜は閉鎖された溜池なので、河川と海を行き来するボラは本来生息していないはずの魚なのです。

ではなぜここで見られているのかと言うと、水質浄化センターで取水・浄化した水が送水される際に、一緒に出てきたためです。

ボラは春が繁殖シーズンなので、大場川にいた稚魚たちが、取水の際に紛れ込んだようです。

水元小合溜は、昔、人工的にせき止められて作られた閉鎖的な環境であり、水辺環境の保全のために、外部から取水して浄化した水を送り込む必要があります。

しかし、同時にボラなどの本来生息しない生きものが流入してくるのは、好ましいことではありません。

水質浄化センターを管理している公園課に確認したところ、流入を防ぐ対策としてフィルター設置が決まっており、現在準備を進めているということでした。

状況が解決するまで、今しばらくお待ちいただければと思います。