皆様こんにちは。
水元かわせみの里の野間です。
ひと月ちょっと前の話です。
ある日、お昼休みにお店を探して水元公園にほど近い中川沿いを自転車で移動していたら、ちょっと気になる光景を目にしました。
クルミをつつくカラスです。これだけならなんてことない光景なのですが、なんとこのカラス、この後クルミを咥えて車道の真ん中に移動し、クルミを道路に置いてその場から少し距離を取ったのです。

これはもしや……、カラスのくるみ割り?琵琶湖周辺のカラス個体群は、車にクルミを轢かせて割るという賢い学習行動を示すのですが、関東のカラスも学習したのでしょうか?
これだけではまだ、高い所から道路にクルミを落として殻を割ろうとしただけかもしれないので、ドキドキしながら様子を観察していると……。撮影が気になったのか、道路に置いたクルミを回収して少し移動したあと、間もなく飛び去ってしまいました……。
(いったん道路の反対側に移動したハシボソガラス。この後クルミを咥えて飛び去ってしまった)
残念……。面白いシーンが見れたかも知れなかったのですが、どうも熱視線を送りすぎたようです。
高所からクルミを落として割る行動は全国的に確認されるカラスの採食行動ですが、クルミを車に轢かせる行動は一部地域でしか確認されていない学習行動です。野生動物には時として、特定の個体のひらめきや発見を他の個体がマネし、その地域の集団が同じ行動をとることがあります。例としては、地獄谷野猿公苑に生息するニホンザルの「温泉への入浴」や、串間市の幸島に生息するニホンザルの「イモ洗い」などが有名です。
水元公園のカラスたちも、天才的なひらめきで、集団での学習をする可能性ももちろんあり、もしかしたらと期待しましたが、残念ながら確認できず。機会があれば、カラスたちの行動にまた注目してみたいと思います。