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水元かわせみの里水辺のふれあいルーム

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自然学習講座「うんちってすごい!~うんちでつながる森の生きものたち~」を実施しました。

皆さま、こんにちは。

本日午前中は雨だったため、開催予定だった「葛飾区子どもまつり」は中止となりました。
イベント限定スタンプカードまで用意していたのに残念・・・。お天道様には敵いません。

しかし、昨日は雨も降らず晴れ間も見えていたので、
自然学習講座「うんちってすごい! ~うんちでつながる森の生きものたち~」は開催できました!よかった!

今回の主役は、普段から「臭い」「汚い」が定番のイメージの…うんち!
マイナスイメージの強いものではありますが、私たちをとりまく自然環境において欠かせない、大事な存在でもあります。
そんなうんちを観察し、調べることで、うんちの大事さや、生きものたちとのつながりについて学びました。
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一口に『うんち』と言っても、その大きさや形は生きものの種類や食べものによって非常に様々。
水元公園にはいろんな生きものたちが暮らしているため、よく見れば様々なうんちが見られます。
室内でそのようなお話を簡単にした後、水元かわせみの里周辺を歩きながら、皆でうんちを探して観察しました。(我ながらスゴい文章だ・・・)

まずはじめに見つかったのは、こちら。ミミズのうんちです。
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普段は土の中で暮らすミミズですが、粒子状のうんちを積み上げるように地上に排泄するため、小さなモグラ塚のようなものができあがります。

足元の土に紛れてちょこんと出ている程度ですが、一度目に付けば、その後はどんどん見つかり、皆で夢中になってミミズのうんちを探し回りました。(我ながらスゴい文章だ・・・)
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他にも、水元かわせみの里周辺の手すりにはウメエダシャクの幼虫のうんちや、
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キジバトのうんちなど、様々なうんちが見つかりました。
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また、浅間神社跡地の林内に進んで行くと、いつものタヌキのため糞場に、新しいうんちも見つかりました。
(※今回は詳細は省きますが、2023年1月9日に行った自然学習講座と同様、センサーカメラによる撮影でも確認していました。気になる方は、ぜひそちらの記事もご覧ください。)
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タヌキは同じ場所にうんちをし続ける習性がありますので、新しいものから古いものまでたくさん残っていました。
せっかくなので、今回は一部のうんちを取り出して、うんちの中にどんなものが入っているのかを調べてみました。
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すると、中からは植物の種子昆虫の脚、さらには鳥の羽まで出てきました。
鳥はさすがに、弱ったか死んだ鳥を食べたものと思われますが、タヌキの雑食具合がよく判ります。

また、うんちの近くにはダンゴムシハサミムシ、さらにはうんちを主食とする糞虫など、様々な虫たちが見つかりました。
中でも私がテンション上がったのは、この糞虫。
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ヒメコブスジコガネと言って、動物のうんちだけでなく、鳥の死体や羽までも食べる糞虫の一種です。
これまで水元かわせみの里では記録の無かった種類で、今回なんと初確認となります。うおー!
野鳥溢れるこの水元公園の環境を考えれば、生息していても不思議はないんですが、今回とうとう見つけることができました。
見つけてくれた参加者の子どもたち、素晴らしい観察眼です。

うんちはこうした生きものたちが集う、いい食事場の一つでもあるんですね。

ちなみに、うんちの積もった場所を改めて見てみると、そこには芽を出したイチョウの種子や、その実生が!
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タヌキに食べられたイチョウの実が、うんちを介してここに落とされ、新たな命を芽吹かせたということですね。

このようにうんちは、調べればその生きもののことだけでなく、そこに集まる生きものや周囲の環境など、様々な情報を知ることができます。
また、うんちは様々な生きものが集まる採食場となるだけでなく、食べられることによって細かく分解されて土となり、植物が育つ栄養分となります。また、その過程でうんちに含まれる種子が芽吹き、そのまま森の一部として育まれるという、生態系にとって大事な役割を果たす存在なのです。
皆さまもうんちを見つけた際は、ぜひ勇気を出して顔を近づけて、じっくり観察してみてくださいね。

※林内への侵入やセンサーカメラの設置は、本講座のために、水元公園サービスセンター及び東部公園より許可を得て行わせていただきました。
無断で行っていいものではありませんので、そのあたりはご注意を!


参加者の皆さまからは、
「様々なうんちを観察できて楽しかった!」
「生きものの姿は見えなくとも、うんちから食生活、時間帯などいろいろな情報を読みとることができて、探偵のようだと思いました。」
「自然が回っていることを観察を通じて知ることができたのが非常によかった。」
など、たくさんのご感想をいただきました。

講座に参加してくださった皆さま、
お手伝いいただいたボランティアの皆さま、
どうもありがとうございました。

by kawasemiblog | 2023-04-30 18:47 | 自然学習講座 | Comments(0)