皆さま、こんにちは。コバヤシです。
4月28日の記事でオオミズアオを見つけたことをご報告しましたが、実はこの時、当日お休みだったスタッフの野間さんにご報告したところ「せっかくメスを捕まえたのなら、ぜひフェロモントラップやりましょう!」とのアツい要望があったので、
仕方なくプラケースにネットを被せ、数日だけ野外で飼育していました。
フェロモントラップとは、メスのフェロモンで同種のオスを誘引するトラップのこと。
ただ、それでオスを捕らえるというわけではなく、飼育しているメスが交尾をさせるために行いました。
(フェロモントラップ初日の様子。穴が小さかったため後日改修し、網目の広いネットに替えた。)
オオミズアオは薄明薄暮性(早朝や夕暮れに活発になる習性)なので、実際に交尾できたかは確認できませんでしたが、産みつけられた卵は一先ずプラカップにし移して大事にとっておきました。
で、これがつい先日、ちゃんと幼虫が孵化したんです!うおー!
こちらがその幼虫。孵化したての頃は6~7mm程度でしたが、今は10mmほどまで成長しました。
拡大して見るといかにも痛そうな毛が生えてますが、刺さるだとかかぶれるだとか、危険なことは一切ありません。可愛いもんです。
割と活発のようで、しょっちゅうケース内を歩き回っています。元気だねぇ。

今の飼育ケースはこんな感じ。食草の一つであるクヌギの葉を入れてあります。
所々に見える毛虫がオオミズアオの幼虫で、写真上部に見える丸い粒々の塊が卵です。

(オオミズアオの卵。成虫を飼育していたプラケースから幼虫用のケースに移して入れました。)
ベコッとへこんでいるものは、恐らくオスとの交尾を果たさぬ内に産んだ無精卵だと思われますが、それ以降の卵にはちゃんと有精卵もあったようで、その分が無事に孵化してくれたようです。よかったよかった。
これの幼虫たちがまた、あのキレイな姿の成虫になってくれたら嬉しいなぁ。
現在飼育しているクワコと共に、大事に育てていきたいと思いますので、ご来館の際にはぜひ覗いていってくださいね。