皆様こんにちは。
水元かわせみの里の野間です。
本日は30日。10の倍数の日のガイドウォークということで、今日のガイドウォークでは水元かわせみの里で管理しているビオトープの「野草園」を見に行きました。
「野草園」入ってすぐのところで、最初にお出迎えしてくれたのは、とってもきれいな銀色のクモ。
巣に木のかけらなどの"ゴミ"をつけ、そこに紛れ自分の姿を隠す、造網性(網を張って虫を捕まえるタイプ)のクモです。
その名も……ギンメッキゴミグモ
(常連のS氏より提供)
……巣にゴミを付けるゴミグモの仲間で、体表面だけ銀色だから名付けれられたようですが、いくらなんでもあんまりな名前……。
しかし、名前はともかく、ギンメッキゴミグモはとてもきれいで見応えのあるクモです。なお、名前の由来にもなったこの特徴的な銀色ですが、実はクモの仲間にはこの光沢を持つものが意外と多く、コガネグモ類の他にもイソウロウグモ類にも同じような光沢をもつ種類がいます。なんとこの銀色の模様は、紫外線を反射することでちいさな小昆虫を誘引する効果があるそうです。
あんまりな名前の由縁になった"ゴミ"を付ける習性も、銀色の背中も、すべて意味があってのことなんですね。