皆様こんにちは。
水元かわせみの里の野間です。
今日はとてもいい天気ですが、風が強くて少し肌寒いです。
ここ最近は気温も高めですが、昨日は雪も降りましたし、まだまだ冬って感じですね。
昆虫たちも、相変わらず冬越しの真っ最中。
水元かわせみの里の周辺では、様々なカマキリの卵鞘(らんしょう)が見られます。
ちなみに卵鞘とは、卵を寒さや外敵から守る保護カプセルのようなもので、卵鞘の中にはカマキリの卵がたくさん入っています。
これは、オオカマキリの卵鞘です。低木の枝や、草の茎を探すとよく見つかります。子どもの目線くらいの高さに産み付けられることが多く、大きくて目立つので、「カマキリの卵」といえばこれ!って方も多いんじゃないでしょうか?
こちらの細長い卵鞘は、チョウセンカマキリの卵鞘です。オオカマキリと同じく、低木の枝や草の茎で見られます。成虫の姿はオオカマキリにそっくりで、なかなか見分けることの難しいチョウセンカマキリですが、卵にはかなりの違いがありますね。

最後はこちら。ハラビロカマキリの卵鞘です。少し小型で色が濃いのが特徴です。
このカマキリはさっきの二種とは違い樹上性のため、卵鞘は木の上で見かけることが多いです。
卵鞘の役割はいずれも同じなのに、種類によって形が違って面白いです。
このほか、水元公園ではコカマキリの卵鞘も見つかります。よかったら、皆様も探してみてくださいね。