皆様こんにちは。
水元かわせみの里の野間です。
10月3日(土)に、自然学習講座「コウモリウォッチング」を開催しました。
講師には、コウモリの会評議員でコウモリ観察のプロフェッショナル、大沢夕志先生、大沢啓子先生のお二人にお越しいただき、水元公園で見られるコウモリを観察しました。
講座の開始は午後4時のため、日が暮れるまで水辺のふれあいルームでコウモリについてのお話をいただきました。コウモリが空を飛ぶ仕組み、狩りをする方法、実際に観察されたコウモリの隠れ家などを、画像と共にとても分かりやすく教えてくださいました。世界一大きいコウモリは、なんと翼を広げると2m近くもあるそうです!おどろき!
ご参加くださったお子様が、コウモリの仮装をして解説のお手伝いをしてくれました!ありがとう!こんなに大きいんですね!
その後は、先生方で担当を分け、啓子先生がコウモリの体重のお話を、夕志先生には食べもののお話をいただきました。
一日に最大で自分の体重の半分近くもご飯を食べるコウモリですが、そんな大食いのわりに、とっても体重が軽いです。どのくらい軽いのかというと、水元公園でよく夕方に空を飛んでいるアブラコウモリがなんと7g!スズメの三分の一程度です。
そんなコウモリの体重を毬やペットボトルで再現し、啓子先生が体感でもわかりやすく教えてくださいました。
そして、コウモリの食事については、大沢夕志先生がご用意くださったコウモリのうんちを見て調べます。うんちを覗いてみる限り、どうやら昆虫をたくさん食べているようです。うんちからもいろんなことが分かるんですね。
楽しくコウモリについて学んでいたら、気付けば外はもう夕暮れに。
そうなったら、いよいよ外にコウモリを探しに出発です。
コウモリの超音波を人間に聞こえる音に変換してくれる「バットディテクター」を使って、コウモリを探します。
バットディテクターから聞こえる音が早送りに聞こえたら、それはコウモリが獲物を見つけた合図なんだそう。この日はコウモリたちがとても低いところを飛んでくれていて、間近で見られるコウモリの姿に子どもたちも大興奮!バットディテクターも休みなくフル稼働でした!
完全に日が暮れたら、コウモリたちもねぐらに帰る時間です。
私たちも水辺のふれあいルームに戻って、観察会は終了です。
参加者の皆さまからは、
「クイズ、説明、体験、観察とバランスが良く、飽きることがありませんでした。」
「子どもも大人も楽しめました!」
「楽しかった。勉強になった!」
「コウモリはどこに住んでいるのか?子供のころからの疑問が解けました。」
「コウモリの重さ、体型が実際に体感できてよかった。」
「コウモリが可愛くなりました。」
など、たくさんのご感想をいただきました。
講師を務めてくださった大沢夕志・啓子両先生、
講座に参加してくださった皆さま、
どうもありがとうございました。