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水元かわせみの里水辺のふれあいルーム

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空中にぶら下がる卵

皆さま、こんにちは。コバヤシです。

今日、水辺のふれあいルーム前のノイバラをぼーっと眺めていたら、妙なものが目に移りました。
空中にぶら下がる卵_d0121678_20414788.jpg
茎からなんか伸びとる。
拡大すると・・・
空中にぶら下がる卵_d0121678_20420537.png
実はこれ、クサカゲロウの仲間の卵なんです。
全体の長さは10mmですが、糸のようなものの先端に付いている卵本体は1mm程度しかありません。
空中にぶら下がるように産みつけられるとは、なんとも独特で面白い産卵方法ですねぇ。

この姿から、クサカゲロウの仲間の卵は「優曇華(うどんげ)の花」に例えられます。
「優曇華」とは、「竹取物語」にも登場する空想上の花で、なんと3000年に一度しか咲かない幻の花なんだそうな。

しかし、それは空想上の花のお話。実際は、クサカゲロウの仲間の卵は、探せばちゃんと毎年見つかります。

とは言え、その小ささからも、なかなか見つけにくいのは事実。
皆さんも、身の周りの葉っぱや茎の下にぶら下がっていないか、ぜひ探してみてくださいね。

by kawasemiblog | 2020-08-06 20:02 | 生きもの情報 | Comments(0)