みなさま、おはようございます。
新緑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。かわせみの里もすっかり夏色めいて、
いろんな生きものたちとひょっこりと出会う季節となりました。
かわせみの里で世話していたオタマジャクシ達もつぎつぎとカエルに変身し、水中からひょっこり上陸。
しばらくはじっとしていましたが、そのうち陸地をブイブイ歩くようになりました。
※赤い丸に元気にピョコピョコはね歩く小さなカエルがいます。
オタマジャクシ時代も愛らしかったですが、新しい環境に移ったばかりの初心者カエルの小さな姿もまた愛らしいです。しかし、今回私が話題にしたいのはこっち。
どうでしょう。見えますでしょうか? 拡大すると……。
アブラムシです。とまっているのはヤハズエンドウの実ですが、彼らは脚が黒いなどの特徴から、「ソラマメヒゲナガアブラムシ」と思います。ちいさなカエルたちのお口に合うように用意したエサたちになります。
アブラムシ自体は、きっと誰もが見たことある身近な生きものだと思います。テントウムシに食べられて、アリに守られて、野菜や花に付くので害虫として嫌われてる……。一般的なイメージはそんなところでしょうか?
しかし、このアブラムシ。実はすごいやつなんです!今回は彼らのフシギをほんの少しお伝えしたいと思います。
アブラムシは外敵に襲われることの非常に多い生きものです。テントウムシやヒラタアブにクサカゲロウ……。その他にもたくさんの生きものが狙っています。なのに、ほんの少し草むらをのぞけばすぐに見つかる彼ら。
「たくさん敵がいるのに、なんでアブラムシはいっぱいいるの?」
それには、秘密があります!とにかく繁殖能力が高いんです!実はアブラムシはその多くが「単為生殖」で増殖することができるのです。単為生殖とは、メスだけでも子供を作れる繁殖形態。簡単に言えば「クローン」です。性成熟したメスが交尾無しで子どもを産む。驚いたことに、その子供のお腹の中にはすでに孫が入っているそうです。こうやって、アブラムシは外敵に食べられるよりも早くその数を増やしていくんです。
いつもはあまり気にならないちいさな生きものの世界も、ちょっと覗いてみるとフシギがあります。そんな生きもののフシギを、今後もお伝えしていければと思います。それではまたの機会に。