皆様こんにちは
水元かわせみの里スタッフのキブシです。
水元かわせみの里が「あさイチ」で放送される前日となりましたが、肝心の
カワセミは枝になかなか止まらず、最近は通過のみの記録が多くなり少し寂しい状況です。
豪快に水面へダイブする様子をまた見せてほしいですね…
今回はカワセミのネタではなく、クモの話です。
親しくしている友人から面白い巣をつくるクモを見つけたという
情報をいただいたので、さっそく探しに出掛けました。
そのクモがいた場所は、公園内のとある場所に植えられている桜の木の根元です。
この写真の中にクモの巣がありますが、皆さんはどこにあるか分かりますか?これが分かった人は相当のクモマニアです。
正解は矢印の場所でした!実際はその周りに8~9個くらいの巣がありますが…この場所に巣を作っていたのは、キシノウエトタテグモ というクモです。
地面に穴を掘り、その穴の入口に扉をつくる不思議なクモです。
巣穴の扉を開けた様子。
普段は穴の奥で休んでいますが、狩りをするときは出口付近で扉を少しだけ開けた状態で待ち伏せをして、ダンゴムシなどの獲物が巣穴の近くを通った時に、勢いよくとびかかってそのまま巣穴に連れ込みます。
ちなみに、キシノウエトタテグモの"トタテ"は戸を立てるという意味で、"キシノウエ"は岸上さんという方が見つけたからという理由のようです。
さらっと紹介しましたが、このクモは準絶滅危惧種に指定されている、実は少し珍しいクモです。あまり広い範囲を移動できないので、棲みかがなくなるとその場所からいなくなってしまいます。
このクモがいるということは、水元公園のその場所の環境が昔とほとんど変わっていない事を証明する、貴重な存在なのです。そのため、今回はこのクモがいる場所を詳しく紹介しませんでした。
カワセミ情報が少ないですが、今回はここまで。
ではまた。