皆さまこんにちは。
水元かわせみの里スタッフのキブシです。
最近は雨続きでしたが、8月18日はようやく雨もあがりました。
さっそく施設周りを見回ってみると、道の脇に何かが落ちていました。

落ちていたのはクヌギという木のドングリでした。
しかし、よく見ると枝ごとドングリが落ちています。
拾ってみるとドングリに穴が開いており、枝も折れたのではなくハサミで切ったような断面です。
実はこのドングリ、ある生きものに枝ごと落とされたものなのです。そのある生きものがこちら。
ハイイロチョッキリという、ゾウムシの仲間です。この昆虫はドングリに穴を開けてドングリの中に卵を産みます。その後、枝ごとドングリを切り落とします。幼虫はドングリの中身を食べて成長し、秋頃にドングリに再び穴を開けて外に出てきてから
地面の中で蛹になります。そして、翌年の夏の初めごろに成虫の姿で現れます。
水元かわせみの里周りにはクヌギが多く植栽されており、なおかつドングリが低い位置に
できているので観察しやすくなっています。
地面に枝ごと落ちたドングリがあれば、上にはこの昆虫がいるかもしれませんよ?
さて、最近のカワセミ情報としては、岩場によく止まりとても距離が近いので、観察しやすいです。

写真は施設内にあるスコープを使い、スマホで撮影したものです。
営巣壁に作った巣穴にも頻繁に出入りしているようですので、
ぜひ、夏休みも水元かわせみの里へ遊びに来てください!
今回はここまで。
ではまた。