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水元かわせみの里水辺のふれあいルーム

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カワセミ絶賛巣穴掘り中 と ミジンコ絶賛大繁殖中

皆さま、こんにちは。コバヤシです。

最近のカワセミですが、水元かわせみの里では平均して1日に10回以上の飛来があります。
どうやら、水元かわせみの里とかわせみの池をひっきりなしに往復しているようです。
巣穴掘りも続いているようで、まだどちらが本命になるかハッキリしていません。

今月中に季節情報板も「カワセミ 子育てスタート!」とかに描き換えられるといいなぁ。
カワセミ絶賛巣穴掘り中 と ミジンコ絶賛大繁殖中_d0121678_17162767.jpg
(2月末に更新した季節情報板)


さて、カワセミの繁殖活動も去ることながら、春の草花や訪花昆虫だけでなく、水の中の生きものたちにも活気が出てきました。
その証拠に、ホラ。ポプラ並木脇にある小さな池から汲み上げた水の中に・・・
カワセミ絶賛巣穴掘り中 と ミジンコ絶賛大繁殖中_d0121678_17162892.jpg
ズームインすると・・・
カワセミ絶賛巣穴掘り中 と ミジンコ絶賛大繁殖中_d0121678_17162860.jpg
大量のミジンコたちがウジャウジャと!
(※水中に見える小さな粒々全てがミジンコです。)

小っちぇ~のでさらにズームイン。出でよ顕微鏡っ。
カワセミ絶賛巣穴掘り中 と ミジンコ絶賛大繁殖中_d0121678_17162731.jpg
私はミジンコにはあまり明るくないのですが、恐らくはタマミジンコでしょうか?
ハッキリ深緑色に見える内臓の管の横に、卵かと思われる玉がいくつか見えます。
周りにはこれより小さな個体もたくさんいたので、絶賛大繁殖中なのかも知れません。

これもまた、春の訪れの一つと言えますね。
動物プランクトンは様々な生きものの食べものになりますから、この調子なら春の繁殖シーズンで増えた稚魚なども、すくすくと大きくなってくれそうです。今後の水生生物観察も楽しくなりそうですね。

# by kawasemiblog | 2024-03-19 17:22 | 生きもの情報 | Comments(0)

春の見どころ、続々!

皆さま、こんにちは。コバヤシです。

本日はぽかぽか暖かく、すっかり春気分!
水元公園内の木々や草花も、たくさんの花を咲かせています。

早春をすっかり過ぎたというところで、野草園のフキも、立派に背を伸ばして成長しています。
春の見どころ、続々!_d0121678_18344190.jpg
天ぷらにして食べるには完全に時期を逃していますが・・・花が咲くと可愛らしくてイイですね。

その他にも、野草園にはトサミズキやヒュウガミズキ、柵沿いにはミツバアケビなども花を咲かせ始め、観察の楽しい時期になってきました。
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(トサミズキ)

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(ミツバアケビ)

こうして花がたくさん咲いてくると、そこに花蜜や花粉を求めて様々な昆虫たちが訪れるようになります。
写真には収められませんでしたが、今日はキタキチョウやキタテハ、セイヨウミツバチなどが飛びまわっていましたよ。

今後は本格的に、春の花や昆虫たちの観察も楽しい時期になってきそうですね。
普段実施している生きものガイドウォークでもご案内できますので、いろいろ見てみたいという方は、ぜひぜひご来館くださいね〜。

# by kawasemiblog | 2024-03-15 18:22 | 生きもの情報 | Comments(0)

ウォータークーラーが設置されました!

皆様こんにちは。
水元かわせみの里の野間です。

今日は大分冷えますね!!
昨日はやや暖かかったような気がしますが、日が出ていても風が強く、体感温度の低い日が続きます。
しかし、これからまた春が来て、初夏に入る頃には、うねるような暑さがまたやってくるかと思われます。

しかし!そんな暑い日が来てももう安心なスーパーアイテムが!
つい先日水元かわせみの里にやってきました!!

というより、新しくなりました!!ウォータークーラーです!!!
ウォータークーラーが設置されました!_d0121678_16374098.jpg
コロナ禍になり、使用中止としていたウォータークーラーでしたが、コロナの影響が小さくなった現在、再び使用解禁です。
それに伴い、経年劣化して古くなっていた前のウォータークーラーから一新し、最新のものに切り替えました!

ちなみに上面はこんな感じ。
ウォータークーラーが設置されました!_d0121678_16373909.jpg
以前のウォータークーラーと比べ大きな変化はありませんが、やや小型化したのと、また先端にノズルをつけることができるようになったので、水をボトルに入れて持ち帰りやすくなりました。
希望の方はぜひお声がけください。

ウォータークーラーが再び使用できるようになるのを今か今かと待っていた、全国のウォータークーラーファンの皆様(?)、大変お待たせ致しました。
これで来る猛暑も、ほんの少しだけマシになるかと思います。

ランニングのゴールとしても、暑い日のちょっとした涼にも、今後ともどうぞ水元かわせみの里をご利用ください。

# by kawasemiblog | 2024-03-12 16:48 | 水辺のふれあいルーム | Comments(0)

ヒドリガモの糞はペリット・・・??

皆さま、こんにちは。コバヤシです。

先日、水元かわせみの里に、ヒドリガモの糞についてのお問い合わせがありました。
「ヒドリガモの糞と言われているものは、もしやペリットなのでは?」というものです。
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(ヒドリガモ)

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(ヒドリガモの糞…と思われるもの。写真は2023年2月19日投稿「ヒドリガモの、まみどりウンチ」より)

ペリットとは、鳥類が胃の中で消化しきれなかったものを口から吐き出したもののこと。カワセミの場合は、魚の骨やエビ類の甲殻などが塊になって吐き出されます。
ヒドリガモの糞は、水元公園では、今は水元大橋~はなしょうぶ園にかけてたくさん見られますが、ハトやカラスなんかが排泄するペチャペチャした糞とは違ってしっかり固まっているので、「ペリットの可能性もあるのでは?」と思われたとのこと。

私としては、アレはさすがに糞ではないかと思ったのですが、試しにインターネットで検索してみたら「実はペリットなんです」と書かれている記事も多々あり、なんと糞説ペリット説に二分されていました。


念のため、行徳鳥獣保護区で野鳥の調査・研究・保全等の活動をされている行徳自然ほごくらぶさんにもお尋ねしてみたのですが、結論から言って、
やはり糞だと思いますとのことでした。
カモ類は砂嚢が発達しており、固めの食物も強い力で粉々にできるので、未消化分はペリットにするよりも糞に固めて排出していると思われ、
実際、保護飼育していたものも含め、カモ類がペリットを吐くところは見たことがないとのこと。
また、バーダー誌1997年4月号の特集記事でも、ペリットを吐き出す鳥として60科以上の鳥類が挙げられているものの、カモ類は含まれていないそうです。


インターネットは、時に情報の真偽が判らなくなることや、誤認されがちなことが多いです。
今回頂いた情報やご意見は充分信頼に足り得ると思えますし、私も糞かと思います。ただ、証拠映像があるワケではないので、どーしても気になる方はぜひご自身の目で確かめてみてください。
最終的には、やはり自分自身で見たこと・経験したことから学ぶのが一番大切です。

私も胸を張って「これは糞!」と言えるよう、現場をおさえることに挑戦してみようと思います。
動画なんか撮ることができた暁には、一応また【閲覧注意】とか付けてブログ記事に投稿しますね。


行徳自然ほごくらぶの皆さま、貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。

# by kawasemiblog | 2024-03-07 21:27 | 生きもの情報 | Comments(0)

水元公園のちょっとした野鳥情報

皆さま、こんにちは。コバヤシです。

本日は雨ですが、それでもカワセミは変わらず、8回の飛来が確認されています。
今日も今日とて、巣作りを頑張っていますよ。


さて、その雨が降る前、水元公園内へ鳥類調査に行って来まして、今回はそっちのご報告をば。

水元大橋周辺では、いつものようにホシハジロヒドリガモなどの群れが見られました。
数えてみたら、ホシハジロは268羽、ヒドリガモは234羽。冬のピークには程遠いものの、中にはカンムリカイツブリや、夏羽に換羽しつつあるカイツブリなども見られ、早春ならではの見応えを見せていました。

ただ、中でも気になったのは、水辺の生きもの館周辺で見つけたこちらのカモ。
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アメリカヒドリ?・・・にしては、頭の色模様や羽の感じに違和感があります。
オナガガモやトモエガモの交雑種かとも思いましたが、特徴があまり一致せず、誰と交雑したものなのかよく判りません。
アメリカヒドリとヒドリガモの交雑個体はよく見るのですが、このパターンは初めて。誰だろう?
心当たりのある方は、ぜひ水元かわせみの里まで・・・。


その他、水生植物園ではオカヨシガモジョウビタキアカゲラなども見られ、個体数はそれぞれ少ないですが、多様な野鳥の見られる楽しい場所になっていました。
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(オカヨシガモ)

シジュウカラはさえずったり、カラスたちは巣材となる枝をせっせと運んでいたりと、この頃の寒さに反して、春はもうすぐそこまで来ています。
冬鳥たちの見納めも、今がラストチャンスかも知れません。

# by kawasemiblog | 2024-03-05 16:04 | 生きもの情報 | Comments(2)