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皆様こんにちは。
水元かわせみの里の野間です。
5月7日に予定していたカワセミ一斉調査ですが、残念ながら当日はあいにくの雨予報……
調査日の前日も翌日も晴れなのに、当日だけあいにくの雨……
子どもたちと一緒にてるてる坊主4つも作ったのに……
これは残念ながら中止か……と思われたましたが、雨雲レーダーを確認したところ、なんと調査中のみ曇りになる見込み!
降水量も1mmと控えめで、これならなんとか!と思い、無理を押して実施しました!
結果的には、雨雲レーダーの見込みも外れ、調査中それなりの大雨……。参加いただいた皆様には大変申し訳ないことになってしまいました……。
しかし、子どもたちの「がんばります!やる気充分です!」という言葉に勇気づけられ、調査自体も良いデータが集まり、大成功!
雨の中、ご参加いただいた皆様、本当に本当に、ありがとうございました!!!(次はほんと気を付けます

)
(調査終了後の集合写真)
さて、今回の繁殖期のカワセミ個体数一斉調査ですが、市民参加型ということもあり、前回を上回る60名以上の方に参加いただき、公園内の28地点に人員を配置することができました!
そして、10時7分から11時7分までの1時間、一斉にカワセミの定点調査を行いました。
今回は繁殖期ということもあり、
前回とは異なり幼鳥の区別にも重点を置き、飛来したカワセミがオス・メス・幼鳥のいずれに該当するかも確認してもらいました!
(調査の様子)
調査結果ですが、
全地点におけるカワセミの確認回数は合計で21回。
推定される個体数としては、推定4~5羽のカワセミが棲息しているものと考えられました。
前回の調査では6羽ないし7羽のカワセミを確認しておりますため、これは前回を下回る数です。
繁殖期であれば、広いなわばりの中で1羽で暮らすカワセミがつがいを作り2羽になるため、個体数は増える見込みであったのですが……。
カワセミ自体もメスの確認が多く、オスや幼鳥と思われる個体は、はっきりとは確認できませんでした。
これはつまり、今の水元公園は、カワセミの繁殖にあまり向いていない公園である可能性があります。
繁殖期の鳥は、繁殖に向いている環境を求めて移動する傾向がありますから、冬に見られたカワセミたちは、もしかしたら繁殖地を求めて水元公園から離れてしまったのかもしれません。
たった1日だけの調査ですので、これだけでは確定的なことはなかなか言えませんが、今後も調査を継続することで、カワセミにとっての、水元公園がどんな環境課も見えてくるかと思われます。
水元かわせみの里では引き続き、繁殖期と非繁殖期の年二回、この調査を継続実施し、水元公園におけるカワセミの状況を詳しく調べていきたいと思います。
次の調査は11月26日予定です。
今度はばっちり晴れの日に実施する予定ですので、その際はぜひぜひ、またのお力添えをお願いします!