皆さんこんにちは。
水元かわせみの里スタッフのキブシです。
現在水元かわせみの里では、「土の中の生きもの展」を開催しています!
土の中にすむ生きものや、ダンゴムシの生態、土の中の生きものの自然界での
役割など、土の中の生きものの、さまざまなことを紹介しています。
その展示物の1つとして、トビイロケアリの巣を飼育展示していますが、
アリが体長約3~4mmと小さいので、慣れないと観察がしにくい...
そこで、今回はトビイロケアリの、巣の中について簡単に紹介します。
始めに女王アリ
中央にいる大きなアリが女王アリです。
この種の女王アリは1つの巣に1匹ですが、
種類によっては1つの巣に複数の女王アリがすんでいます。
次は卵
中央の白いツブツブがすべて卵です。推定150個くらい?
周りで、働きアリが卵の世話をしています。
その次は幼虫
さっきの卵が孵化するとイモムシになります。
左側に見えている緑色の物体は、働きアリが幼虫の食べものとして運んできたアブラムシです。
実はアリの小さいころはイモムシだってこと、皆さんは知っていましたか?
次は蛹
幼虫がある程度大きくなると、働きアリが幼虫の周りに土や食べかすをのせて、
幼虫が繭を作りやすいように手助けをします。
繭の端っこに見える黒い点は、幼虫が蛹になる寸前に出したフンです。
蛹が羽化して、ついに働きアリが生まれます。
生まれたばかりは、色がとても薄いです。
何日かすると、だんだん色が出てきて黒くなります。
このように、アリは 卵 → 幼虫 → 蛹 → 成虫(働きアリ)という流れで成長します。
アリの巣は普段は土の中など、目に見えない場所にあることがほとんどです。
そんなアリの巣の中での様子が、館内で観察できます!
他にもダンゴムシやダンゴムシの迷路など、楽しい展示がたくさんありますので、
水元かわせみの里へぜひ、遊びに来てください!