皆さまこんにちは。
水元かわせみの里スタッフのキブシです。
本日は曇り時々雨の天気の寒い中、水元かわせみの里周辺にあるケヤキの樹皮をはがして、
樹皮裏に潜む生きものを探してみました。
なぜ、こんな日に探したかというと、気温が低いと生きものの動きが鈍くなり、
樹皮裏に潜む生きものが観察しやすくなるからです。
最初に発見した生きものはこちら。
カネタタキのメスですね。カネタタキは、オスは鳴くための小さな翅がありますが、メスは翅自体がないバッタの仲間です。おそらく、イノコヅチカメノコハムシ。平べったい体に金色の体をもつ、見た目が派手なハムシの仲間です。イノコヅチの葉を食べます。
他にも、カニグモの仲間やキハダエビグモ、フクログモの仲間、オカダンゴムシ、チビタマムシの仲間、マクラギヤスデなど、様々な生きものが潜んでいました。
これらの生きものは、体が小さいか平べったい体をしているため、樹皮のわずかな隙間に入り込むことができるのです。樹皮の裏は、雨風を凌げるだけでなく、天敵の野鳥からも身を隠すことが出来るため、小さな生きものにとっては超高級マンションのような棲み家なのです。
皆さんも、生きものの隠れ家がなくならないように注意しながら樹皮の裏をめくって、どんな生きものが潜んでいるか、探してみて下さい!
今回はここまで。
ではまた。