皆さんこんにちは。
水元かわせみの里スタッフのキブシです。
最近のカワセミ情報としましては、一日7~8回の飛来を記録しており、
大場川方面へクチバシと同じくらいの大きさの魚をくわえて飛び去る姿をよく見ます。
しかし、今回はそのカワセミではなく、以前も紹介された施設横にいる大きなクモを紹介します。
コガネグモというクモです。ある程度ひらけた草地などの環境を好み、トンボや小さな甲虫などの昆虫を捕らえて食べます。以前はまだ小さく、脚の長さをぬいた体長はまだ1cmくらいの大きさでしたが、
現在は約2cmと倍近くまで成長しました。
巣も巨大になり、実際に測ってみたらなんと!
約90cmもありました。すごい!そんなコガネグモ、以前は各地で普通に見られた生きものですが、草地の開発などで棲み家が減少したことや、農薬により食べものとなる昆虫やクモ自体が減少。これらの要因が重なり、コガネグモはどんどん数を減らしていきました。そのため、東京都のレッドデータブックには区部で絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
水元公園には、水元かわせみの里近く以外にもコガネグモは生息していると思われます。
もし、見つけた際は巣を壊したりせず見守ってあげてください。
別件ですが、施設前のネムノキでコムクドリも確認されました。
もしかしたら、またやって来るかもしれませんので、探してみて下さい。
今回はここまで。
ではまた。